ギターを教えるということ

昨年、「バンドを組んでライブをしたい」と言っていた人間が2人習いにきた。
半年も経たないうちに、バンドを組み、ライブをし、すでにレコーディングを済ませてCDを作っている。

僕は、今のところ結婚願望や子供が欲しいといった気持ちはないのだけれど、そう感じるのもギターを教えているからかもしれないな、と思う。

すでにプロとしてステージに立ち、活躍している人間もならいに来ている。
そういう人達は、新たな技術、知識を身につけにくる。
ライブ観に行ったり、CDを聴いたりすると、教えたことが彼彼女らを通して、音として表現されている。

「見守る」「育てる」、「遺伝子を残す」、そんな行為が今自分のやっている仕事にたくさん含まれている。
幸せな生き方が、社会に提示されているけれど、3次元的な目線を外して、もっと人間的に脳内で考えれば、同義と捉えられるものは数多ある。

中には、ファンまがいの人が習いに来て迷惑することもあるけれど、そんな人は自然と離れていき、本当にギターを学びたい人、本当にギターを楽しみたい人しか残らないから、教える相手がどんな夢、目標を持っているかに関わらず、教えることがとても楽しい。

もちろん、教えることが生活の支えになっているわけだから、「仕事」になるわけだけれど、コロイデアで講師をやりたいと訪れてくるアーティストにはまず、「教えるのが好きか?」ということを聞く。

やめていってしまう人がいたり、突然パタッと来なくなってしまう人もいて、「もったいないなぁ」「悲しいなぁ」と思うのだけれど、それは本人の決めた道だから、「僕だったら絶対続けるのに」といった価値観を押しつけないようにしている。

みんな多くの可能性を持っているけれど、その可能性を生かしたいかどうかは、また別の話だ。

結論を用意して話さないと、どうしてもまとまりがなくなってしまうのだが、好きなことを仕事にできても好きな相手と仕事ができないこの時代、教えたい相手を教えることができることがとても恵まれているなぁ、と思う。

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choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。