【アレンジ講座 5/10】「ギターリフやフレーズ、オンコードの使い方とコツ」 -ロックバンド編-

近年はボカロなどの影響もあり、オリジナル曲を公開する方も増えてきました。
エレキギターやベースをやっていない、またドラムを叩いたことない人でもバンドのアレンジで編曲したいという方も多いです。

コードの進行もそうですが、どんな順序やどんなバランスで歌、ギター、ベース、ドラムの音域やリズムの絡み方なんかを学んでいただけたらと思います。

の曲が、アレンジでこんなに変化します!

今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
gPyymULL_400x400
作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。

Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓

↑このアレンジ過程を見たい方は、ロックアレンジ-choro編カテゴリー

↑このアレンジ過程を見たい方は、クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!

体をバランスよく作る

choro-ss
さて、4日目で全体の大体の流れが出来ましたが、ここからフルコーラスをバランスよく整えていきます。
まずはギターの入ってなかった間奏箇所にギターを追加。

「どうやってこのフレーズが出てきたか?」って聴かれると、「なんとなく」としか言えないんですが、そのためにこれまでやってきたやり方があると思ってもらえれば……。
特に先にコードを付けたり、和音から作ってしまうとそこから抜け出しづらかったりするんですよね。
「このコードの上でどういったフレーズを弾くか?」という縛りを自分で作ってしまって……。
コード進行メインで考える時はそれでいいんですが、リフやフレーズをメインに考えたい時はこんな感じで作業します。

そんなわけで、間奏部分から更に盛り上がる部分になるので、Gt.2のトラックにもう一本ギターを追加。

間奏ギター追加

音はこんな感じ。

そして次は、前回ベースだけ乗せて終わった大サビ部分にギターを追加。
こういう部分もコードから作ってしまうと、響きに頼りがちになってしまうので、ベース音の進行、リズム重視で後からコードを乗せることが多いかな。

ベースの進行に合わせて、オンコードの動きがメインになってます。

うーん……コードの流れはいいけど少し盛り上がりに欠ける感じ。
リズムを少しいじって、インパクトを出していきます。

こんな感じにしてみました。

うん、いい感じ。
全体通して聴くと、こんな感じになりました。

5日目終了

choro-ss
今日は3時間くらい。
だんだん全体が見えれば、作業も楽になってきます。

いつも、〇時間作業と書いてますが、それはPCに向き合った時間、楽器に向き合った時間であって、本当はもっと長いのかもしれません。
歯を磨きながら考えてたり、食事をしながら考えてたり、気がついたら考えてたりすることが多いものです。

さて、ここまでですが、全体の流れから判断して、イントロ、アウトロに関してはあえて無しにしようという結論に達しました。
今まで作業してきて、良いフレーズもあったかと思うのですが、全体として見た時に泣く泣くカットすることも大事です。

まぁ、僕のひとつのアレンジ論ですが、「アレンジはラブレターのようなもの」だと思ってます。

「好きです」「愛してる」「可愛い」

こんなフレーズ連発されたら、逆に何も伝わらないんですよね。
きっちり抑えた部分があって、ここぞという場所までしっかり盛り上げて、そしてベストなタイミングで一回だけ「好きです」が入るから受け取ったほうは嬉しいんですよね。

ついつい最初のうちは、自己満足になってしまって、良いと思ったフレーズを詰め込みがちになってしまいますが、それは、

「好きです 好きです すごく可愛い 愛してる 顔も最高 性格も最高 スタイルもいいよね センスもいいし 絶対に幸せにします だから僕と付き合って下さい」

って書かれたラブレターのようなものだと思います。
この書き手と受け手の温度差、分かりますよね?

では、また次回。

次の記事はこちら
【アレンジ講座 6/10】「基本のブレイクの使い方、ギターソロの作り方とコツ」 -ロックバンド編-

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【アレンジ講座 4/10】「オリジナル曲をパート全体で編曲するコツと方法」 -ロックバンド編-

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。