【アレンジ講座 9/10】「バンドサウンド音源のミックスのコツ」-ロックバンド編 –

バンドサウンドで録音したものが、mixによってどのように変化していくのか?
ここではピッチ修正、アタック感の出し方、コンプや、EQ、ディレイを使ったミキシングの流れを公開しています。

ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどを編集していく流れなので、テクニックとして手に入れられるものは是非手に入れてもらって、あなたのやり方、方法に生かしてもらえればと思います。

の曲が、アレンジでこんなに変化します!

今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
gPyymULL_400x400
作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。

Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓

↑このアレンジ過程を見たい方は、ロックアレンジ-choro編カテゴリー

↑このアレンジ過程を見たい方は、クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!

おろぎ氏によるミックス

choro-ss
前回完成したデータのアレンジをこおろぎさんにお渡ししました。
なので、今回はこおろぎさんのミックス中心に記事を進めていきます。
ではでは、こおろぎさんお願いします!

kohrogi
さて、choroさんのアレンジした「HM」のミックス。

本業ではないのですが、編曲の流れのままミックスしたり、インストを作った時は自分でミックスしてます。

choroさんからデータをいただきました。

image07

並べ替えて色をつける。画面が明るくなりました。心も晴れやかになりますね。

image00

上から、仮2mix、ボーカル、ストリングス、クリーンギター、ディストーションギター、ドラム、ベースの順です。ミックスする時はこういう感じで、ベーシックな楽器は下の方に、ウワモノは上の方に、ボーカルは一番上にしてます。

choroさんの意図したアレンジを崩さないように、余計な事はしないで進めていきたいな。

choro-ss
こういう色分けなど、下準備の作業などエンジニアさんはみんなしてますね。
複雑な作業をしていく上で、こういった準備をしっかりすることは、効率を上げたりミスを減らす上でとても大事だと思います。

ラム差し替え

kohrogi
全体を通して聴いてみて、ドラムはもうちょっとパンチが欲しいなと。

コンプやサチュレーション系で頑張ってみたけどしっくりこないな。midiデータもらってたのでドラム変えてみよう。

いつも使ってるSUPERIOR DRUMMER。

image10

基本のキットはデフォルトのやつ。

スネアは6.5×14” GMS Nir-Z CUSTOM。ピッチをちょっとだけ上げる。個人的好みでスネアはカンカンいってて欲しい。

アンビのマイクもちょっと上げる。

VC76 (1176のエミュレート)でぶっ潰しつつドライ音も混ぜてアタックも出す。あとRBassでキックを出す。

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これでどうでしょ。なかなかよい感じ。かなり雰囲気変わったんじゃないかな。

 

Drum差し替え by Choroidea on Mixcloud

 

打ち込み自体は全体のベロシティ修正をちょっとしただけ。変えないとか言ってめっちゃ変えてしまった…

choro-ss
こういう一手間を繰り返していくことで、見違える程にサウンドが変わってくんですよね。
すごい。

ーカル

kohrogi
全体のバランスをざっくりとった所でボーカルの処理。

ピッチが気になるので直す。

image08

直しすぎないように注意。

次はプラグインエフェクトをかける。

この曲は全体的に前に張り付くようなボーカルにしたいので、VocalRiderで音量を均一にして、Lufticusで高域を出したあとコンプ、VC76で派手に潰す。

このトラック最初から残響がついててコントロールが難しい。どこで歌ってるんだろ。

image09

ース

ベースはアンプシミュレーターをかまして打ち込み臭さを取る。音作りはこれで大体終わらせる。

image02

ター

ギターは、ドラム→ベース→ボーカルで音を作ったあとの残りの空間にフィットさせていくイメージ。

コンプとEQで音を作る。

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最初と途中のソロにディレイをかける。

使ったのはECHOSっていうプラグイン。ギターのサウンドにめちゃめちゃ馴染む。何より見た目がかっこよくて卑怯。

image04

ーカルディレイ

アソビとして、ステレオのディレイをサビで伸ばしている部分だけにかけてみました。

 

ボーカルにディレイ by Choroidea on Mixcloud

 

うん、いいと思う。

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黄色い線が上がっている所がディレイかけてる所。

image03

choro-ss
ディレイは大きく分けると、アレンジとして明確に出す場合と、残響としてサウンドに馴染ませる場合がありますね。

普通に聴いてる人って気づかない人が多いですが、ディレイとかリバーブで場所によって結構変わってたりするんです。
気づかないっていうのは、音楽的に自然だから気づかないってことです。
ミックスっていうのは、サウンドをより自然的に聴かせるために差し引きしていく作業とも言えるんじゃないかな。

ックス終了

kohrogi
トラック自体が少なかったし、処理に困る音色もなかったので早く終わった。

さあ、これでchoroさんに送って確認してみよう。

 

Choro_プリマスター by Choroidea on Mixcloud

 

今回のディレイのように、たびたびアソビを入れるのですが、そういった場合90%くらいはボツになりますねw今回はどうだろう。

choro-ss
「いい感じですー!バッチリだと思います。」

kohrogi
あ、オッケーみたいですwよかったw細かい所を微修正してマスタリングしまっす!!!

回はマスタリング音源を公開!

choro-ss

改めて、ミックスってすごいなぁ、と思いますよね。
どんな作業をするかっていうのは、なんとなく分かってるんだけど、結局その差し引き加減が難しいわけで…。

ここから更にマスタリングでもう一段階の変化が楽しみですね。

ミックスついてさらに詳しく学びたい方はこちら
【ミックス講座】ボカロ曲「全力症状」ミックス編集作業の全行程

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。