【アレンジ講座 2/10】「仮のベースとA、Bメロを考える」 -クラシック編-

簡単なベースラインのアレンジの流れに、MOTU Ethno2、SPECTRASONICS Omnisphereといったソフト音源でのアレンジや音色選び、また、DAWソフト StudioOneについても解説しているので、DTMで、打ち込みやプラグインを使う方には参考になる記事だと思います。楽曲を作りたい方はぜひ参考にしてみてください。

ここでは、チェレスタ。チューブラーベル、ストリングス各種奏法、Omnisphere、木管、グロッケン、シロフォン。民族楽器など色々試しています。
プロのアレンジャーがどんな順序で曲作りしていくのか?その方法を盗んでアレンジのコツを掴んでもらえればと思います。

の曲が、アレンジでこんなに変化します!

今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
gPyymULL_400x400
作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。

Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓

↑このアレンジ過程を見たい方は、ロックアレンジ-choro編カテゴリー

↑このアレンジ過程を見たい方は、クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!

ビの仮ベース

kohrogi

さて2日目。サビに仮のベースを入れます。スティングレイのフレットレスを使用。
(※1日目の記事はこちら)

StingrayFretless Bass

ベースを入れている時にいい感じのベースラインが見つかったのでコードをちょっといじる。「ひとかけ〜」の後のBをDに。


▲Bass in the Chorus part

キーがCなのでベースが軽くなってしまうのが悩ましい。ベースは4弦だと最低音はE、頑張ってD#までしか出ないので、Cだとオクターブ上になってしまう。

シンセベースだと1オクターブ下で鳴らせるんだけど。試しに入れてみた。


▲Synthesizer bass in the Chorus part

悪くないけど今の所はスティングレイでいこう。

Aメロを詰める

Aメロ詰めていこう。

「夢の中」な感じでふわふわと。

ワモノの音色、フレーズを変える

ここで使いそうな楽器を読み込みまくる。

チェレスタ。チューブラーベル、ストリングス各種奏法、Omnisphere、木管、グロッケン、シロフォン。民族楽器っぽいのもいれたいのでEthnoも立ち上げる。

2_Ethno

まずピアノを抜いてチェレスタのアルペジオを入れる。ここは仮で、あとでフレーズは詰めよう。

ベースはストリングスのピチカート。

チェレスタに重ねるシンセないかなと思って探してたらベースにピッタリな音色が見つかったのでベースのフレーズに重ねる。リリースが長過ぎるのでエディットして短く。

Omnisphereは基本的にエフェクトがかかりすぎててリリースも長い音色が多いので、AMPエンベロープのエディットは必須。

image05クラシックっぽい音にシンセを混ぜたり、置き換えたりして現代っぽく。

大体こんな感じかな。


▲1st Verse done with tones

ープからサンプルを抜き出して組み合わせる

リズムもつけよう。DAW上のテンポが180のせいで音色が選びにくい……w

めんどくさいけどAメロだけ90にしよう

そんなにガッツリじゃなくて合いの手的なのがいいな。

まずUdu入れよう。Uduすき。低音でボビョンって音ね。REXファイルのループからサンプルを並び替える。上がエディット前で下がエディット後。

2_Udu

そしてグリッチ。合いそうなのを全部トラックに並べる。
StudioOneは再生しながらテンポに同期してサンプルを探せるから便利。

2_蜷梧悄縺励↑縺後i
なんかこれStudioOneの広告記事みたいになりそうな予感がするな。MI7の方、お仕事ください。(直球)

グリッチのループサンプルを分解して曲にあうパターンを試行錯誤。あまり入れすぎると良くないしな。ここはリズムアレンジをきちんと詰める。

画面がかなり散らかってしまっった。トラックの半分くらいはミュートしてるんだけど。

2_Glitch

リズムを入れて、Aメロはこんな感じに。

▲1st Verse with rhythm

思いついたのでチューブラーベルも入れたよ。

80~90%出来た時点で次のセクションへとりかかる。

Bメロを詰める

Bメロ。いつもは一番最後にして、サビとAメロの繋ぎ方を調節する事が多いんだけど、今回はそのままBにいっちゃう。

Aメロからテンポを倍に、リズムを段々細かくして、サビで開放感を生むようにしたい。

とりあえず頭にドーンっていうキックとスネアの刻みを入れてみる。

そして、仮のベース入れよう。ここはフレットレス似合うな。やっとローンが終わっただけのことはあるな。


▲Bass added Pre-chorus

伴奏にどの楽器入れるか悩むなあ。

チェレスタはどうだろう。


▲Celesta added Pre-chorus

うーん、Aメロもチェレスタなのでメリハリに欠けるなあ。
ストリングスのスタッカートはどうかな。


▲Strings added Pre-chorus

後半のトレモロと繋がる感じでいいかもしれない

あと、薄く入るコードっぽいものと、裏に入るメロディを入れたいんだけど。いいアイデアが思いつかないのでここは置いておいて、サビにいっちゃおう。

ここで2日目終了。

1コーラス全体ではここまでできました。

▲I have come this far.

あ、そういえば似合うかなと思ってサビに軽くホルン入れといたんだった。

2日目終了

今日は8時間くらい。リズムを組むのに時間かかっちゃいました。

ファンタジーな感じになってきて、僕の好み全開ですね。

choroさんから、もっともっとオープンにしてくれという指示がありましたが、難しいですねw 探りつつやっていきたいと思います!

ではまた!

次の記事はこちら
【アレンジ講座 3/10】「1コーラス目サビのざっくり編曲」 -クラシック編-

前の記事はこちら
【アレンジ講座 1/10】「方向性を探り骨組みをつくる」 -クラシック編-

この記事の一覧はこちら
クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

考記事

今回使ったものの記事を貼っておくので参考にしてみてください。

・【ソフト音源】民族楽器の総合音源「MOTU Ethno2」【再掲】

・あなたも絶対欲しくなる。StudioOneの神機能6つ (Ver.2.6.1)

・【自慢】スティングレイ フレットレスベース(Stingray Fretless Bass)を買った!【再掲】【写真あり】

・【ソフト音源】モダンでソリッドで効果音も使えすぎるSPECTRASONICS Omnisphere レビュー

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。