【アレンジ講座 3/10】「1コーラス目サビのざっくり編曲」 -クラシック編-

ここでは、シンセでの空間の埋め方、細かいリズムの入れ方、ストリングス、ホルンの使い方、またボーカルに対してのハモリ、コーラスの付け方、コーラスアレンジのコツなどが学べると思います。

ソフト音源には、NI KOMPLETE 9 ULTIMATE、audiobro LA SCORING STRINGS(LASS)、SPECTRASONICS Omnisphere、EventideのUltraChannelなどを使用。
DAWソフトは、StudioOneを使用しています。

プロのアレンジャーがどんな順序で曲作りしていくのか?その方法を盗んでアレンジのコツを掴んでみてください。

の曲が、アレンジでこんなに変化します!

今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
gPyymULL_400x400
作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。

Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓

↑このアレンジ過程を見たい方は、ロックアレンジ-choro編カテゴリー

↑このアレンジ過程を見たい方は、クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!

kohrogi

3日目は1コーラス目のサビを詰めていきます。

ンセで壁を作る

空間を埋める音が欲しいな。ギターみたいなエグいシンセを入れよう。

OmnisphereでSynth PolyのAggressive Synthsから選ぼう。「Apocalypse Electrodrone」にした。これもFXを外して使う。

コードトーンを調整。音がメロディの上にならずに、壁になるようにするのがコツ。

オレンジの所がシンセ。

image04

あとはEQでベースと被る所を削る。よし、結構派手になったぞ。


▲A wall of synthesizer

ズムを追加

シンセは伸ばしているので、それに対して刻むリズムをもうちょっと入れよう。キック、スネアはサンプル、その他はNIのDAMAGE。

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中域に細かい音を入れた。なんかあまり変わってないけど。


▲Rhythm of Chorus

得意のストリングス

さて、ボーカルの裏にストリングスも入れてみようかな。

もちろん得意分野ではあるんだけど、べっ、別に、入れなくていい時は入れないんだからねっ!

音源はLAScoring Strings。簡単に打ち込むために、1つのトラックで1st ヴァイオリンとオクターブ下の2ndヴァイオリンの音が一緒に出るように設定。

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ソロ音色の方が似合うっぽいので、ソロ音色にセクションの音色を少し混ぜた音で打ち込んでみる。

下はシンセで埋めたからボーカルのラインより上に配置していく。

ボーカルを伸ばしている所に駆け上がりで入って存在感を出してみる。とりあえずはこんな感じかな。

オレンジ色がストリングス、暗い黄色がボーカル、暗い青がシンセ。StudioOneは色がはっきりわけられないのでこういう時不便だ……、

image03

この時点でオートメーションもサクっと書いてみる。たまにフワッと浮き上がってくる感じにしたい。

image02

んで、音はこんなんです。


▲Strings for Chorus

のボーカルを加工して仮のコーラスを入れる

コーラスつけたいな。といわけで元のボーカルをメロダインで加工してコーラスのメロディラインを作ってみよう。

3、4度上にあげて、EventideのUltraChannelで左右にダブリング。めっちゃ便利やこれ。

1画面にまとめてみました。

image05

こんな感じに。


▲Chorus for Chorus part

コーラスは女性に歌ってもらうと面白いかもなあ。誰かに参加してもらおう。

ルンでストリングスのラインを補強

調子に乗ってホルンも入れちゃおうかな。ストリングスのラインを補強する感じ。

強く出したい所はユニゾン、引っ込ませる所は和音にして音量をコントロールする。

赤紫っぽいのがストリングス、暗い黄色がメロディ、オレンジがホルンです。

image01

こんなんなりました。


▲Horn for Chorus

サビはこんな感じでざっくり出来たかな。ケツにもシンセをちょっとだけ重ねて、今できてる所を通して聴いてみよう。


▲Rough arrange done for the first chorus

いつもはここまで、1コーラスざっくりとアレンジ出来た時点でクライアントに送って方向性を確認します。

この時点では音量バランスなどは気にしなくていいのですが、割と突っ込まれるので、そこも気にして調整します。

3日目終了

今日はサビのみ。これで1コーラスのざっくりとしたアレンジが終わりました。

記事書きながら6時間くらいかな。

ここまで、そこまでは悩んでないというか、悩みそうな所は後回しにしてるんですよね。

サクサク作っていって形が見えて来た方がテンション上がるので、最初のうちはそういう所に手をつけません。

後半につれて悩むところが増えるはずですのでお楽しみにw

ではでは!

次の記事はこちら
【アレンジ講座 4/10】「全体の構成を練る – 大サビと間奏」 -クラシック編-

前の記事はこちら
【アレンジ講座 2/10】「仮のベースとA、Bメロを考える」 -クラシック編-

この記事の一覧はこちら
クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

考記事

今回使ったものの記事を貼っておくので参考にしてみてください。

・【ストリングス、ホーン、シネマティック・サウンド編】NI KOMPLETE 9 ULTIMATE 全部レビュー(NI DAMAGE)

・【ソフト音源】audiobro LA SCORING STRINGS(LASS) レビュー【再掲】

・【DTM】歌もの(ボカロ曲)ストリングスアレンジの打ち込みが簡単に上手になる11のコツ

・あなたも絶対欲しくなる。StudioOneの神機能6つ (Ver.2.6.1)

・【ソフト音源】モダンでソリッドで効果音も使えすぎるSPECTRASONICS Omnisphere レビュー

これ無料で配布してたんだけど有料めっちゃ高い…

・EventideのUltraChannel

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。