【アレンジ講座 9/10】「ミックス!!!」-クラシック編 –

ボーカル、コーラスのピッチやリズムの修正、歌のミックス、コーラス、ディエッサー、またEQ調整(イコライザー)などを使ったミックスの方法、コツを中心に解説。モニタースピーカなどについても触れています。

プラグインには、ボーカルの音量変化を自然にしてくれる「Waves Vocal Rider(ボーカルライダー)」、Maag Audio EQ4をモデリングした超高域がブーストできるフリープラグイン「luftikus」、 「Sonnox Elite Native bundle」などを使用しています。

の曲が、アレンジでこんなに変化します!

今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
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作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。

Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓

↑このアレンジ過程を見たい方は、ロックアレンジ-choro編カテゴリー

↑このアレンジ過程を見たい方は、クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!

ーカル、コーラスの下ごしらえ

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本日はミックスをやっていきますが、その前にまずボーカル、コーラスのピッチやリズムを直します。メインになるので丁寧に。Studioone付属のMelodyneを使う。

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無音部分を切ったり、フレーズ毎に切ってボリュームをざっくり整えたり。

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今気づいたんだけど、Studiooneってステレオのトラックをモノラルに変換して、その上からMelodyne掛けてさらに切り貼りもできるのかよ。自由度高すぎてやべえな。

下ごしらえした後はこんな感じ。あまりわからないかもだけど。

しかしこのボーカルダイナミクスめっちゃあるので、処理が大変そう……。

今は適当にコンプで潰してるけど、もちょっとナチュラルにしたいな。

ックスについて

そういえば書いてなかったと思うのですが、アレンジ段階できっちり音色を選んだり、ローカット入れてたりして、おおまかにミックスをやりながら作業してるんですね。

なので、普段は最後のミックス段階で極端に音をいじったり、ということは少ないです。

音量バランスも、キックの音量を-12dbに決めて作業しているので、全体的に上げたり下げたりということはないです。ちなみになぜ-12dbかというと、Studiooneのミキサーにちょうどいい線があるから。

さて、方向性ですが、ポップに、ボーカルが主役になるように仕上げていきます。

展開をはっきりと、メリハリをつける感じ。

音量バランスはモニタースピーカーのFOSTEX NF-01Aとごく普通のパソコン用スピーカーsony SRS-A1を切り替えながら聴いてます。

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オケを整えてから、歌のミックスに入るよ。

Studioone付属のEQで主にリズムをローカットしてるんだけど、もう一回それぞれの掛かり具合を丁寧に聴き直して調節。

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他のEQも必要なければほとんどしない。ほんのちょっとブースト、カットするかな、という感じ。

実は最近コンプとかどうでも良くなってきてて、オケはほとんどNIのSolid dinamicsかSolid bus comp だけです。

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パラメーターが使いやすくて音もナチュラルなので気に入ってる。

これをばらつきが気になるトラックに挿していく。

リズムの音量を整えたら、上モノの音量を整える。オーケストラ系の音色はボリュームを書いていく。

んで、オケはこんな感じになりました

そんなに変わってないのであまりわからんと思うw

ーラス

コーラスは、まとめてバスに送ってコンプで結構潰した後、高域を強調するためにIkjbのLuftikusでおもいっきりブースト。

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かなり上げてるけど、このEQは下も持ち上がってくるから極端な設定でも破綻しないんだよね。(後でスクショより下げました)

その後にsonnoxのディエッサーで飛び出してきたところを抑える。

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できた。

ボーカルとの兼ね合いでまたいじるかもだけど、とりあえずこんな感じ。

ーカル

EQでローとピークをカットして、Vocal Rider → Solid Dynamics → VC76っていうダイナミクスプラグイン3つで徐々に潰す。

Vocal Riderで大まかな音量を整えて、Solid Dynamicsでナチュラルに抑えて、 VC76で締める感じ。

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んで、 Luftikusで160Hzと10kHzをブースト。640kHzをカット。

アタック感が物足りないので、NI Transient Masterでほんの少しだけアタックをつける。ここでは5.0%

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んで、最後にディエッサー。

ある程度音量を平均化したら、今度はオートメーションでオケの音量とあわせたり、出っぱってる所を削ったりする。

リバーブもAは近く、サビになると遠くなるようにかける。

んで、こんな感じ。

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僕はアレンジャーのせいなのかボーカルを小さめにミックスしてしまう傾向があるので、気持ち大きめ。

ックス終了

kohrogi
これでミックスは終了です!いかがでしょうか。

これでアレンジ・ミックスの工程が終わりました。

この後はマスタリングして完成です。楽しみですね。

48kHz32bitのプレマスターファイルを書き出して本日は終了。4時間くらいですかね。

レンジ対決いかがでしたか?

マスタリングを残すのみとなりました。

choroさんとのアレンジ対決、いかがでしたか?

音楽を作ってないかたは何やってんだかよくわからなかったかもしれませんが。

アレンジは楽曲の持つ雰囲気やイメージを増幅する作業です。今回は自由にやらせていただきましたが、僕なりのこの曲に対するイメージを表現できたと思っています。

曲を提供していただいたはとさんと、この企画を提案していただいたchoroさんに感謝いたします。

また、みなさんが少しでも「アレンジ」というものに興味をもっていただければ嬉しい限りです。アレンジ楽しいよ。

たぶん最後となる10日目でお会いしましょう。

では、また。

ミックスについて詳しく知りたい方はこちらのカテゴリーをどうぞ。
ミックス講座カテゴリー記事一覧

次の記事はこちら
【アレンジ講座 10/10】「両者の完成アレンジ公開!!!」-ロック編、クラシック編 –

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【アレンジ講座 8/10】「微修正とボーカル、コーラス。そしてラフミックス」-クラシック編 –

この記事の一覧はこちら
クラシックアレンジ-こおろぎ編カテゴリー

考記事

今回使ったものの記事を貼っておくので参考にしてみてください。

・【プラグイン】ボーカルの音量変化を自然にしてくれるWaves Vocal Rider(ボーカルライダー)のレビューと使い方

・Maag Audio EQ4をモデリングしたフリープラグイン「luftikus」で超高域がブーストできる

sonnox

・【プラグイン】僕が超愛用している Sonnox Elite Native bundle のレビュー【再掲】

Transient Master、Solid bus comp、Solid Dynamics、VC76はこちら

・【クリエイティブ、スタジオエフェクト編】NI KOMPLETE 9 ULTIMATE 全部レビュー

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。