「音楽教室でレッスン」と「独学で練習」どっちがお得?

Youtubeなど無料のオンラインレッスン動画を見たり、DVDやアプリ、おすすめの本など読んでもなかなか上手くならない。

グループレッスンがいいのか?マンツーマンがいいのか?楽器屋さんがやってるのがいいのか?個人でやってるのがいいのか?安いところでも大丈夫か?
ギター、ベース、ドラム、どの楽器でも初心者に限らず同じ悩みを持つと思います。

はじめてレッスンを受ける、これから楽器をはじめるといった方も、僕のところをけっこう訪ねて来てくれますが、関東以外に住まれている方もたくさん読んでくれていて「習いたくても習いにいけない」という言葉をいただくので、せめて参考になればと、いろいろ頂く疑問に答えていこうと思います。

独学でも上手くなる

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ギター講師をやっていてなんですが、結論をいうと、ぶっちゃけこうです。

実際、プロのミュージシャン、バンドマンの多くは独学で学んでプロになっているケースが多いです。
音楽専門学校、音大などを出ている場合も多いですが、そういった学校にいた時から成績は上位ですし、学校に入る前から独学で学んできたから技術や知識があったわけですし、学校に入ってからも、学校で習うこと以外の独学力が大きく影響していると思います。

独学で3年かかることを1年で覚えるのがレッスン

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分かりやすくいうと、こういう話になります。

独学で学んで上達するって、才能やセンス、または知識が大きく関わってきて、正しい練習をできた人が上手くなるんですよね。

でも、多くの人は独学で勉強した場合、間違った練習を繰り返し、間違った知識を蓄えていきます。
だから、いつまで経っても上手くならないんです。

それを繰り返し続けて、ある時「今までの練習は間違いだった」と気づいて、そこからまた新たに正しい練習をはじめたら今までの時間が無駄になってしまいますよね?
だから、分かってはいても自己流でそのまま続けてしまう人もいますし、諦めてもう一度1からはじめる人もいます。

一度ついた悪いクセを直すというのは、ものすごく時間がかかるもので、今まで費やした練習量以上の時間を費やします。
なので、気づくのが早くないと手遅れです。

僕もですが、実際にプロのミュージシャンって、この「間違った練習期間」を経てきている人が多いです。
ただ、例えば僕の場合、12歳頃からギターを始めていたので、間違いに気づいてからもまだまだ年齢的に修正する余裕があったというだけです。
上に挙げたように、やっぱり何度も遠回りし、時間はかなり掛かっています。

そんな自分が経験した効率の悪い練習の道を歩まず、もっと簡単に早く上達してほしいから、現在レッスンを行っているわけですが、要は僕自身「もっと早くにレッスン受けとけば良かった」と思ってるということです。

独学で3年かかることを、お金を払って1年で学ぶのがレッスンという感じですね。
時間が大事か、お金は大事か、それは人それぞれですが、僕は時間のほうが大事だったと痛感しています。

レッスンだけにある特徴

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今はネット上でも簡単に楽譜が手に入るし、YouTubeなどでレッスン動画なども上がっているから、無料で気軽に学べる環境が多いです。

でも、実際にギターをやっている身からすると上級者ほど正しく理解できて、初心者ほど間違った解釈をしてしまう心配があるなぁ、って思うんです。

楽譜では、ニュアンスまでは掴めないし、動画は、一方的な説明でこちらから質問ができないので、ひとつの視点からしか見れないんです。
つまり、見る人の技術レベルによって解釈が変わってしまうんです。

生の現場でレッスンを受ける意味や特徴としては、音の強さ、柔らかさなどのニュアンスまでわかること、質問ができること、例えば先生のギターの押さえ方を前からだけでなく横からも後ろからも見られること、また自分の押さえ方も色んな角度から見てもらえることです。
これは、直に接するからできる大きな利点です。

中~上級者が習いにくることが意外に多い

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楽器屋さんがやっているグループレッスンなんかの場合は初心者の方が多いかと思いますが、僕のようなマンツーマンレッスンをやっている音楽教室では、初心者の方ももちろんいますが、中~上級者の方の比率が多かったりします。

「どうして、そこまで独学で弾けるようになったのに習いに来るの?」

と感じるかもしれませんが、上手になったからこそ見えてくるものというのがあります。

技術の向上って、指が速く動くようになるとか、いろんな押さえ方、弾き方ができるようになるってだけじゃないんですよね。
それが、本当にできるようになってくると、耳が良くなってきて、細かい音色の違いや、リズムのずれに気づくようになってきます。

上達したがゆえに、自分の実力、伸びの限界、基礎練習の大事さに気づいてしまい、これ以上は独学で学ぶのは無理だと感じるんですね。

実際、プロのミュージシャンも、プロ活動をしながらレッスンを受け続けているケースが多いです。
音楽を学ぶということは終わりがなくて、上達すればするほど自分の甘さに気づいてしまいますから、師というものが必要になってくるんです。

一度ついたクセを直すには倍の時間がかかる

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少し先ほどお話させてしまいましたが、クセを直すには本当に時間がかかります。

楽器関係なく、あなたのクセ、友達のクセを考えてもらえばわかると思います。
直そうと思ったら、そのクセをしてきた期間の倍くらいの期間意識してクセを出さないようにしなければなかなか直らないですよね。

で、クセって無意識にやってしまうものですから、誰か他者が見てくれて指摘してくれる環境下にないとなかなか直すことが難しいんです。

上記の上手い人が習いにくるというのもそういった理由がありますし、プロの場合、どうしてもプロとしての演奏力で現場で弾くためには今までのクセで弾いたほうが早いし、だけど変えなきゃいけないと感じているから、レッスンを受けながら長い時間をかけて仕事でも使えるように徐々にシフトさせていきます。

僕もそうですが、みんな手遅れになってから気づくものです。
だから、そうならないようにレッスンしてあげたいと思うのですが、やっぱりレベルが向上しないとレッスンの大事さには気づかないもの。
なかなか、最初から独学よりレッスンのほうが効率がいいと考えられる人は少ないと思います。

趣味でやる人ほど習ったほうがいい

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「趣味だから、あまりお金を掛けずに独学でやりたい」って方もいると思いますが、趣味だからこそそこにお金をかけてほしいなと思います。

僕自身、5年以上もかけてついてしまった悪い演奏グセを、直した経験があるんですが、プロとして活動している人なら5年耐えられるんです。
だけど、仕事としてやるという意志のない人にはなかなか難しいんじゃないでしょうか。

趣味でやるっていうのは、「楽しい」ということが前提というか、むしろ全てだと思います。
「正しい練習の仕方」というと少し難しく考えてしまうかもしれませんが、言い換えれば「楽しく学べる練習の仕方」です。
行き詰まることなく、どんどん上達していく練習法ですから、やっていて楽しいはずです。

特に初心者のうちは正しい順序でのピッキング、正しい指の押さえ方をしっかり学ばないと、すぐに先に進めなくなってしまうので、基礎の段階だけでもしっかり先生の指導の下、練習することをオススメします。

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。