マーシャルJCM2000の使い方、音作りの方法(クリーン~歪み)

音楽スタジオやライブハウスで一番多く見かける真空管アンプMarshall JCM2000 DSL100の音の出し方、使い方、おすすめのセッティング、音作りの方法について紹介。
初心者の方、セッティング、ツマミの意味がいまいちわからない方は参考にしていただければと思います。

プロのオススメ設定も最後に紹介してるよ!

アンプのツマミについて
マーシャル2000

1.POWER(電源スイッチ)

主電源をオン/オフのスイッチです。
真空管を温めるスイッチです。
簡単にいうと、スマホの電源のオン/オフと一緒です。

2.STANDBY(スタンバイ・スイッチ)

音を出すためのオン/オフのスイッチです。
簡単にいうと、スマホのパスコードロック解除と一緒です。

※POWERをオンにしてから2分程(実際10秒ほどで大丈夫だと思いますが)待ってから入れる必要があります。
スマホも電源入れてからパスコードロック画面に立ち上がるまで時間がかかりますよね?
それと一緒です。真空管も温まるのに時間がかかります。

3.DEEP(ディープ・スイッチ)

低音をブースト(強調)し、サウンドに重みを出すスイッチです。
BASSよりもさらに下の低音を出すスイッチだと思ってもらえればいいと思います。

4.PRESENCE(プレゼンス)

超高音域の周波数を調整するツマミです。
音で例えると、「キン」って感じ。

ツマミを右に回せば回すほど、キンキンしてきます。

5.TREBLE(トレブル)

高音域の周波数を調整するツマミです。
アンプによっては、HIGHと書かれてたりします。
音で例えると、「シャリ」って感じ。

ツマミを右に回せば回すほど、シャリシャリしてきます。

6.MIDDLE(ミドル)

中音域の周波数を調整するツマミです。
音で例えると、「ボコ」って感じ。

ツマミを右に回せば回すほど、ボコボコしてきます。

7.BASS(ベース)

低音域の周波数を調整するツマミです。
アンプによっては、LOWと書かれてたりします。
音で例えると、「ドン」って感じ。

ツマミを右に回せば回すほど、ドンドンしてきます。

8.TONE SHIFT(トーンシフト・スイッチ)

TREBLE,MIDDLE,BASSの音域をシフトします。
スイッチを押してMIDDLEを下げると、中抜けサウンド、メタル系、ドンシャリ系の音になります。

9.CHANNEL B(リバーブ・チャンネル B)

CHANNEL BのREVERB (残響音)を調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音が広がっていきます。

10.CHANNEL A(リバーブ・チャンネル A)

CHANNEL AのREVERB (残響音)を調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音が広がっていきます。

11.VOLUME(ボリューム・チャンネル B)

CHANNEL Bのボリュームを調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音量が上がります。

12..LEAD1/LEAD2(リード1/リード2切り替えスイッチ)

スイッチがオフの時は、LEAD1。
スイッチがオンの時は、LEAD2。

LEAD1はオーバードライブ、LEAD2はディストーションって感じで捉えてもらえればいいと思います。

13.GAIN(ゲイン・チャンネル B)

CHANNEL Bの歪みを調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、歪みが増します。

14.LED

CHANNEL B選択時に赤色に点灯します。

15.CHANNEL(チャンネル選択スイッチ)

CHANNEL A またはBを選択するスイッチです。

16.LED

CHANNEL A選択時に緑色に点灯します。

17.VOLUME(ボリューム・チャンネル A)

CHANNEL Aのボリュームを調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、音量が上がります。

18.CLEAN/CRUNCH(クリーン/クランチ切り替えスイッチ)

スイッチがオフの時は、CLEAN。
スイッチがオンの時は、CRUNCH。

CRUNCHは、オーバードライブより弱い歪みだと思ってもらえれば良いと思います。

19.GAIN(ゲイン・チャンネル A)

CHANNEL Aの歪みを調整するツマミです。
ツマミを右に回せば回すほど、歪みが増します。

20.INPUT(インプット)

ここにギターのシールド(コード)を差し込みます。

基本の使い方、おすすめセッティング

マーシャル2000

1.出したい音色を選ぶ

まずは、POWERをオン、10~2分くらいまってSTANDBYをオンにします。
続いて、15番のCHANNELスイッチで、CHANNEL AかBを選択します。

例:LEAD2にする場合は、CHANNEL Bを選択(LEDが赤く点灯)、LEAD1/LEAD2切り替えスイッチを押す(凹ませた状態)

2.GAINのツマミを5に設定する

あくまで目安ですが、真ん中にしておけば問題ないと思います。

3.EQUALISATION(イコライザー)のツマミを5に設定する

PRESENCE,TREBLE,MIDDLE,BASS全て5に設定してください。
ストラト系などシングルピックアップを使っている方で、キンキンしすぎる方はPRESENCE,TREBLEを2くらいに設定してください。

4.VOLUMEのツマミを徐々に上げる

ひとりで練習するなら、3~5くらいで十分だと思います。
バンドで合わせる時は、ドラムの音量に合わせて調整してください。

5.REVERBのツマミを1に設定する

CHANNELスイッチで、選択したほうのCHANNELのツマミを設定します。

これで良い音出なかったら技術不足

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初心者の方ほど、「あのアンプ全然いい音しない」なんて口にするのですが、ピッキングが力強く弾けている状態、つまりアンプを通さない状態でしっかり芯のあるギターを弾けている方なら、たいしてアンプのツマミにこだわらなくても良い音が鳴るものです。

なので、ここでお教えしたおすすめセッティングは、あくまでお手持ちのギター本来の音、今のあなたのギターのレベル本来の音を出すセッティングです。
大幅なツマミの操作は、音を加工していく作業だと思って下さい。

本来、「良い音」「良いアンプ」というのは、そういった自分のギターの音、自分のギタープレイをそのまま再現してくれる状態のことです。
「音作り」というのは、そのための微調整をすること、というのが基本の考え方です。

もちろん、「~ってバンドのギターの音」とか「~って曲のギターの音」っていうなら、その音に向かって音を加工していくことが良いと思いますが、まずは、そのギタリストの使っているギター、アンプ、エフェクターと同じもので作るのが一番だと思います。

個人的オススメ設定

これは僕の個人的な(僕の周りのギタリストも大体そうですが)、マーシャル2000に関しては、CRUNCHが一番良い音すると思います。

CRUNCH4~5に設定して、手持ちの歪み系エフェクターで歪みは作ってあげるという感じが一番良い音が鳴ると思います。

DEEPやTONEは、音がこもる、音が細い、と感じる原因になるのでオフにします。

クリーン、歪み、ソロのセッティング

マーシャルアンプだけで作ると、2パターンのセッティングしかできないのですが、実際曲を演奏するならクリーン音と歪み音の切り替えにプラスしてソロでさらに歪みとボリュームを上げた音が使えるとよりかっこ良く演奏できます。

マーシャルで、クリーンと歪みを切り替えて、ブースター(音量を上げるためのエフェクター)を使うことでこの3段階の切り替えができます。

クリーンブースターと呼ばれる純粋に音量だけを上げるようなエフェクターもあるのですが、ギターソロなんかは歪みの量も増して使われることが多いのでオーバードライブ系の歪みエフェクターがブースターとして使われることが多いです。

マーシャル使うなら押さえておきたい機材

マーシャルだけで、クリーンと歪み、バッキングとリードギターを切り替えるならフットスイッチは必須です。
最初のうちはエフェクターを揃えるのもお金がかかるし、操作が大変だしとりあえず足元の使い方を覚えたいって方はまずはフットスイッチで練習するのが良いと思います。

フットスイッチがあれば、チャンネル1(クリーン/クランチ)とチャンネル2(リード1/リード2)を切り替えることができます。
チャンネル1でクリーントーンを、チャンネル2で歪みトーンを作って曲の個所によって切り替えたり、チャンネル1とチャンネル2で音量も変えて、チャンネル1はバッキング用、チャンネル2はギターソロ用に設定して使ったりします。

もっとスイッチの数が多くてリバーブだったり、色々切り替えられるフットスイッチもあるのですが、よっぽどのマーシャル好き、アンプ直派じゃなければこれで十分だと思います。

 

こちらは純正品ではないのですが、スイッチの切り替えは何らかの電気信号を与えれば切り替わる単純な仕組みなので他のフットスイッチでも動作します。
便利な点といえば、フットスイッチとシールドが一体化していないという点ですかね。
シールドがダメになってもフットスイッチが生きていれば、シールドを変えれば良いだけなので。

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。