ディレイの基本設定パターンと音作りの方法

ギタリストにとっては欠かせないエフェクターのディレイ。
コンパクトエフェクター編マルチエフェクター編ともに別の記事で紹介してきましたが、実際にギターの音を聴いて覚えるのが一番だと思うので、各ツマミの意味やショートディレイ、ロングディレイなどの設定を動画で説明したいと思います。

ショートディレイとロングディレイ

まずは、ショートディレイとロングディレイについて解説していきます。
ディレイエフェクターで一番多く利用される使い方で、ディレイといえば大きく分けてこのふたつと思っていいでしょう。

ショートディレイ

リバーブ効果を生み出す設定です。(1:00辺り~)
ディレイタイムは50~200msに設定します。つまり0.05~0.2秒遅れてディレイ音が鳴る設定にすると、原音とディレイ音の区別がはっきりしないリバーブ効果が生まれます。

動画ではディレイタイム=0.05ms、フィードバック=30%で弾いて説明しています。(2:36辺り~)

ロングディレイ

やまびこ効果を生み出す設定です。(3:08辺り~)
ディレイタイムは200~400msに設定します。つまり0.2~0.4秒遅れてディレイ音が鳴る設定にすると、原音とディレイ音の区別がはっきりするのでやまびこのような効果が生まれます。

動画ではディレイタイム=200ms、フィードバック=0%で弾いて説明しています。
フィードバックは好みですが30~50%の間くらいで設定してあげると次のフレーズにほどよくディレイ音が重なる良い感じの度合いでやまびこ効果を足すことができます。(3:26辺り~)

E.LEVEL(エフェクト・レベル)

Delay LEVEL、MIXとも表記されます。(4:06~解説)
原音(ドライ)とディレイ音(ウェット)の音量のバランスを調整するツマミです。

ツマミが12時の位置にあると、原音とディレイ音が同じ音量で出ます。(フィードバックを0にして試すと分かりやすいです。実際エフェクターの種類によってはきっちり12時の位置で同じ音量バランスにはなりません。)

ツマミを左に振り切れば原音のみ(ギターで弾いた音のみ)、右に振り切ればディレイ音のみが出力されます。

F.BACK(フィード・バック)

ディレイ音が鳴る回数を設定するツマミです。(5:02~解説)
通常%(パーセンテージ)で示されることが多いですが、つまみをMINに振り切って0にすれば、ディレイ音が一回だけ鳴り、逆にMAXに振り切ればディレイ音が鳴り続けます。

D.TIME(ディレイ・タイム)

ディレイ音が鳴るまでの時間の設定です。(5:46~解説)
つまり、ギターを弾いてから、やまびこ音がなるまでの間隔を設定します。

数値ではms(ミリセカンド)で表現するのですが、1秒=1000msです。

コンパクトエフェクターの場合、数値を細かく指定することはできないのですが、ディスプレイのあるマルチエフェクターなどでは細かい数値を入力してディレイタイムを設定することができます。

MODE

コンパクトエフェクターにはMODEというツマミがついている場合があります。(6:10~解説)

MODEの切り替えでディレイの最小値~最大値の幅を切り替えたり、アナログディレイ、デジタルディレイ、HOLD機能などディレイの種類を変えたりすることができます。
MODEのツマミを200msに設定した場合、D.TIMEのツマミはMIN=0ms,MAX=200msになります。

マルチエフェクターの場合は、別のディレイとして数種類用意されている形になります。

音作りのやり方

delay

実際にディレイを使って音作りする時のやり方、順序を説明していきます(6:52~解説)
動画では、ギターソロを弾く時などに適したロングディレイの作り方、ツマミを操作する順番を解説しています。

1.MODEを選択(コンパクトエフェクターの場合)

マルチエフェクターの場合は、ディレイの種類を選択します。

2.ディレイタイムを設定

まずは、ロングディレイに適したディレイタイム(200~400ms)に設定します。
エフェクトレベルは12時の位置(原音とディレイ音が同じ音量になるように)、フィードバックは0に設定しておきます。

3.フィードバックを設定

次にフィードバックを設定します。
30%くらいがやりすぎない適度な量ですが、テンポのバラード系のギターソロなんかであれば50%くらいあっても良いと思います。

4.エフェクトレベルを設定

ロングディレイの基本はやまびこ効果ですので、「ヤッホー、ヤッホーヤッホー」というように、原音よりディレイ音の音量を少し下げて、徐々に小さくなっていくように設定してあげます。

音楽に正解はない

あくまで基本について話しましたが、実際のツマミの設定は人それぞれ。
また、別の記事で説明しますが、付点8分ディレイや、シタールのような音を出したり、ディレイでDJみたいなことをやったり幅広い使い方があります。

目の前で詳しい人に教わるのが一番良いのですが、独学で勉強されている方はとりあえず実際にたくさん触ってたくさん使ってみるのが一番です。

おすすめ書籍

ディレイやリバーブに特化して解説した本はなかなかないのでご紹介しておきます。
ギター専門の書籍ではないですが、ギターでのディレイ・リバーブの使い方も解説されています。
ディレイ・リバーブは楽器単体の音作りからミックスに至るまで、音楽制作のあらゆる場面で欠かせないエフェクトなのでバンドをやったり、レコーディング、ミックスまで考えているならしっかり知識を得ていくことは重要です。
DVD‐ROM付きで実際にオーディオデータで音を確認しながら学べるところも親切です。

ディレイの使い方を学べるオススメアプリ

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レビューの評判はあまり良くないですが、BOSSの公式アプリ。
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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。