ディレイの使い方 – リバーブやダブリングの設定

前回、ディレイの基本設定と使い方を動画と記事で紹介しましたが、ここでは具体的にディレイタイム、テンポ、ミックス加減などをどのように調整していけば良いかを説明していきたいと思います。
ディレイは本当に色んな効果を生み出すことができ、例えばシタールのような楽器の音を再現したりやり方次第でたくさんの可能性が生まれるエフェクターです。

上の記事でも、ショートディレイには軽く触れましたが、ここでは実際にショートディレイを使ってリバーブやダブリングディレイの設定の仕方について動画と共に詳しく解説していきたいと思います。

リバーブ効果とダブリング効果

ショートディレイの使い方は大きく分けて2種類。(0:14~解説)
音の残響をシミュレートするリバーブ的な使い方と、音を重ねて鳴らし厚みを与えたりコーラスがかった雰囲気を出すダブリングディレイという使い方。

リバーブ効果を生み出す設定

ツマミを最小値0~最大値100とした時に以下のように設定します。(0:42辺り~)

D.TIME – 50msに設定
F.BACK – 40%に設定
E.LEVEL – 40に設定

クリーントーンでアルペジオを弾く時などに、こういったリバーブ的な使い方をしてあげると雰囲気が出て曲に馴染みます。

ダブリング効果を生み出す設定

ツマミを最小値0~最大値100とした時に以下のように設定します。(1:54辺り~)

D.TIME – 30msに設定
F.BACK – 0%に設定
E.LEVEL – 50に設定

ギター2本で弾いているような厚みが出るので、バンドにギタリストが一人の場合、またパワーコードのバッキングなど弾く弦の数が少なくても迫力が欲しい時などに使ってあげると効果的です。

D.TIMEやF.BACKを調整することで、コーラスエフェクトをかけたような効果も生み出すことができます。

D.TIME(ディレイ・タイム)

ディレイ音が鳴るまでの時間の設定です。
つまり、ギターを弾いてから、やまびこ音がなるまでの間隔を設定します。

数値ではms(ミリセカンド)で表現するのですが、1秒=1000msです。

F.BACK(フィード・バック)

ディレイ音が鳴る回数を設定するツマミです。
通常%(パーセンテージ)で示されることが多いですが、つまみをMINに振り切って0にすれば、ディレイ音が一回だけ鳴り、逆にMAXに振り切ればディレイ音が鳴り続けます。

E.LEVEL(エフェクト・レベル)

Delay LEVEL、MIXとも表記されます。
原音(ドライ)とディレイ音(ウェット)の音量のバランスを調整するツマミです。

フィードバックを0にして試すと分かりやすいです。実際エフェクターの種類によってはきっちり12時の位置で同じ音量バランスにはなりません。

ツマミを左に振り切れば原音のみ(ギターで弾いた音のみ)、右に振り切ればディレイ音のみが出力されます。

音楽に正解はない

あくまで基本について話しましたが、実際のツマミの設定は人それぞれ。
また、別の記事で説明しますが、付点8分ディレイや、シタールのような音を出したり、ディレイでDJみたいなことをやったり幅広い使い方があります。

目の前で詳しい人に教わるのが一番良いのですが、独学で勉強されている方はとりあえず実際にたくさん触ってたくさん使ってみるのが一番です。

おすすめ書籍

何を隠そう僕自身が文系ギタリストなわけで、エフェクターという理系的な分野に関しては覚えるのにとても苦労しました。
ディレイだけを取り上げたわけではないですが、「エフェクターとかメモリの設定とか何か難しそうで苦手」という方には、そういった苦手意識を払い取ってくれる本じゃないかと思います。

最終的には、エフェクターひとつひとつに関して詳しく学んでいくことが必要だと思いますが、まずは楽しい、もっと知りたいと思えるようになることが上達の一番の近道です。

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。