付点8分ディレイのフレーズの作り方と設定あれこれ

今回は付点8分ディレイを使ったギターフレーズ作りの方法をご紹介したいと思います。
ギタリストなら一度は弾いてみたい付点ディレイ。
弾いたことがなくても色んな楽曲で耳にしたことがあるはずですが、「やり方がわからない」「どういう掛け方をすればいいのかわからない」って方が多いと思います。

なかなかディレイタイム、テンポに合わせて弾くのは最初は難しいかもしれませんが、一度覚えるとクセになるセッティングです。

譜面が読めない方、また実際に音で聴いてみないとなかなかニュアンスが掴めない方は動画のほうも参考にしてみて下さい。
音楽は耳で覚えるものですから、実際に聴いてみるのが一番の勉強になると思います。

まずは聴いてみよう

まずは実際に曲で聴いてみましょう。

凛として時雨『DISCO FLIGHT』 – この曲のイントロギターがまさに付点8分のディレイを使って弾いています。
エフェクターを使わなければ弾けないような、難解なフレーズになっていますよね。

付点ディレイとは?

付点8分ディレイのことを、付点ディレイと略していったりしますが、付点ディレイとは「付点8分音符後にディレイ音を出す設定」ということです。(1:11~解説)

futen1

上の図の「実音=あなたが弾いた音」「ディレイ音=エフェクターを通して鳴った音」との関係が付点8分音符後になっているのですが、これがいわゆる付点ディレイです。(1:40辺り~)

付点8分音符がイマイチわからない方のためにもう少し詳しく説明しますね。
下記の図ですが、付点8分音符の長さを16分音符で表したものです。(2:06辺り~)

futen2

これだとわかりやすいですよね?
つまり、付点8分音符とは16分音符3つ分の長さということです。

付点ディレイのフレーズの理解

では、実際に付点8分ディレイの使い方を理解するために簡単なフレーズを取り上げて見ていきましょう。(2:52辺り~)

futen3

上の譜面はEのパワーコードをアルペジオで弾いたものですが、これに付点8分のディレイを掛けると下の譜面のように聴こえます。(3:33辺り~)

futen4

実音の部分だけ弾けばただのアルペジオフレーズですが、付点8分ディレイを掛けることによって複雑な16分のフレーズに変化するんです。

少しややこしいかもしれませんが、実音の16分音符3つ分後にディレイ音が鳴っているのがわかるでしょうか?
こんなふうに付点8分ディレイは、8分音符のフレーズを16分音符で弾いているように聴かせる効果を持ちます。

このようなアルペジオフレーズは、特によく使われる付点ディレイの奏法ですが、ブリッジミュートしながら弾くとよりディレイ音が強調されて効果的ですよ。

D.TIME(ディレイ・タイム)

ディレイ音が鳴るまでの時間の設定です。
つまり、ギターを弾いてから、やまびこ音がなるまでの間隔を設定します。

数値ではms(ミリセカンド)で表現するのですが、1秒=1000msです。

付点8分ディレイの場合はテンポに合わせて、ディレイ音が付点8分遅れてなるように設定します。
コンパクトエフェクターの場合は調整が難しいですが、マルチエフェクターであれば付点8分の設定が簡単にできますし、タップテンポ(リアルタイムで足でリズムを刻んでテンポを設定)も使えるので付点8分ディレイを使うならマルチエフェクターのほうがオススメです。

F.BACK(フィード・バック)

ディレイ音が鳴る回数を設定するツマミです。
通常%(パーセンテージ)で示されることが多いですが、つまみをMINに振り切って0にすれば、ディレイ音が一回だけ鳴り、逆にMAXに振り切ればディレイ音が鳴り続けます。

フィードバックを0にすると、ディレイの音なのか原音の音なのか聴き分けることが難しいので、実際に16分音符のフレーズを生演奏してるように聴かせることができます。
フィードバックを0にする設定もよく使われますが、例に挙げた凛として時雨『DISCO FLIGHT』のイントロギターはフィードバックを30~50%くらいに設定していると思います。

E.LEVEL(エフェクト・レベル)

Delay LEVEL、MIXとも表記されます。
原音(ドライ)とディレイ音(ウェット)の音量のバランスを調整するツマミです。

ツマミを左に振り切れば原音のみ(ギターで弾いた音のみ)、右に振り切ればディレイ音のみが出力されます。

付点8分ディレイの場合で、フィードバックを0にして使う場合は、原音とディレイ音を同じ音量に設定して実際にそのフレーズを弾いているように聴かせることが多いです。

凛として時雨『DISCO FLIGHT』のイントロギターはディレイ音を原音と同じにしているか、原音より少しだけディレイ音を小さく設定している感じです。

おすすめ書籍

ディレイやリバーブに特化して解説した本はなかなかないのでご紹介しておきます。
ギター専門の書籍ではないですが、ギターでのディレイ・リバーブの使い方も解説されています。
ディレイ・リバーブは楽器単体の音作りからミックスに至るまで、音楽制作のあらゆる場面で欠かせないエフェクトなのでバンドをやったり、レコーディング、ミックスまで考えているならしっかり知識を得ていくことは重要です。
DVD‐ROM付きで実際にオーディオデータで音を確認しながら学べるところも親切です。

音楽に正解はない

あくまで基本について話しましたが、実際のツマミの設定は人それぞれ。
また、別の記事で説明しますが、付点8分ディレイや、シタールのような音を出したり、ディレイでDJみたいなことをやったり幅広い使い方があります。

目の前で詳しい人に教わるのが一番良いのですが、独学で勉強されている方はとりあえず実際にたくさん触ってたくさん使ってみるのが一番です。

ディレイの使い方を学べるオススメアプリ

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レビューの評判はあまり良くないですが、BOSSの公式アプリ。
色々なエフェクターのセッティングを体験したり、サウンドを聴いてみたりできるので、コンパクトエフェクターを使い慣れていない方には参考になると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。