キレを出す右手のカッティングの極意!目から鱗のピッキングトレーニング

カッティングとは、弦を弾いた後に左手を浮かせ音を短く切るギターの奏法のことです。
ですが、実際に一般に認識されている意味としては、ブラッシングや休符を織り交ぜながらリズミカルに音を刻んでいく演奏という感じで使われます。

ブラッシングとは、このカッティングした状態でピッキングして音を出すことです。
「チャカチャカ」と音程感のない音が鳴ります。

カッティングフレーズが上手に弾けるようになる上で大事なことは、この右手の「チャカチャカ」がキレよくなるように練習することです。

そして、上手なカッティングを身に付けることは、ギターのレベルアップにとても重要で、右手のピッキングのスピードをコントロールできるようになり、つまり音量や音質などをコントロールできるようになり、歪みなどに頼らずに音圧を出したり、ダイナミクスをコントロールできるようになります。

キレを出す右手のカッティング

右手のピッキングを鍛えるというのが練習の目的なので、難しいフレーズは使わず、パワーコードを使った簡単なフレーズを使用して練習していきます。(動画0:00~)

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音にキレが出ない原因

音にキレが出ない原因のひとつとして、「ブラッシングしている弦(X部分)が少ない」ということが挙げられます。(動画0:26辺り~)

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▲タブ譜なんかには、実際こういうふうに書かれていることが多いですが、この譜面では6弦と5弦がブラッシングすることになってます。
この通り弾いてしまう人もいると思うのですが、この通りに弾いてしまうとつい右手が縮こまった演奏になってしまい、ピッキングにスピードも出ず、キレのない演奏になってしまいます。

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▲さっきのようなタブ譜でも、実際はこう書かれていると思って弾いてみましょう。
市販のスコアなどでも、さっきのように書かれているのに実際はこのようにギタリスト本人は全部の弦を弾きながら演奏しているというケースがけっこうあります。

常に左手の人差し指と小指を上手く使って弦をミュートとし、6つの弦全部を弾きながらこのフレーズが演奏できれば、それだけでもだいぶキレのあるカッティングを演奏できるはずです。

ピッキングスピードを上げてさらにキレを出す

「キレを出す=スピードと音量を出す」ということです。(動画1:45辺り~)

キレを出そうとしても上手くいかない人の原因は、ピックを強く握ってしまっているということ。
ついついキレを出そうとしたり、音量を大きく出そうとするとピックを強く握ってしまいがちですが、ピックを強く握っても音量は上がらないと思って下さい。

むしろ、ピックを強く握ってしまうと、弦の抵抗も強くなり、ピックが弦に引っ掛かりやすくなって上手く振り抜けなかったり、またピックが深く入りすぎた時に音も鈍くなってしまいます。

ピックを強く握る→音質を変える
ピッキングのスピードを上げる→音量を上げる

と考えて下さい。

ピッキングのスピードを上げるには?

先ほど、6つの弦全部を弾くということをやってもらいましたが、どうしてそれでキレが出たからというとピッキングのスピードが上がったからなんです。

弦2つ弾いていたのと同じテンポで弦6つ弾くとなると、それだけ弦の幅が広がりますから自然と弦を振り抜くスピードが上がりますよね?
そうやって、弦を振り抜くスピードを上げることでキレがどんどん出てきます。

大きく振りかぶり、ボディの下まで振り落とす

▼下の画像を見てください
これが、ピッキングする直前のフォームです。(動画3:50辺り~)
ボディよりも上の位置で、かなり振りかぶっていますよね?

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▼そして、下の画像がピッキング後の瞬間。
こちらもやはり、ボディの下まで振りぬいています。

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「こんなに上下に大きく振りながらカッティングしてる人なんて見たことないよ~」って思ったかもしれませんが、騙されたと思って一度やってみてください。

もちろん、実際の演奏でこんなに大きく腕を振っているギタリストはいませんが、このくらいの振り幅で弾くとかなりスピードを出さないと演奏が間に合わないのがわかるはずです。

そう、キレのあるカッティングをするプロのギタリストはこのスピードで演奏しているということです。
慣れたら無駄な振りかぶりは省いて、最低限の距離で腕を上下すればいいのですが、このスピード感を身体に身につける前からこじんまりと腕を振って練習していてはいつまで経ってもピッキングのスピードが上がりません。

ピックを握る力は最低限にし、ボディの上端と下端と抜けるくらい腕を上下させて練習する。

しっかりこのピッキングのスピード感が身につくまで、意識して練習していきましょう。

おすすめ書籍

この教則本のオススメな部分は、「4小節のフレーズが160パターンも掲載されている」という点です。
同じフレーズばかり練習すると、つい飽きて怠けてしまいますし、色んなジャンル、色んなテンポのフレーズでも同じようなピッキングを意識して練習することで、しっかりとしたカッティングスキルが身につきます。
カッティングの教則本に関しては、他にもオススメはありますが、「とにかくカッティング練習用のフレーズがたくさんほしい」という方にはオススメの本です。

僕をプロにしてくれたギタリスト

僕がまだギターキッズの頃は、どんなギタリストも「すごいなぁ」「上手いなぁ」って思っていたんですが、ギターの技術が上達して改めて10代の頃に聴いていたCDを聴いてみると「アレ、この人こんなに下手だっけ?」って感じることが多いです。

そんな中でも、今でも抜群にギターが上手いと感じるのが布袋寅泰さんと元JUDY AND MARYのTAKUYAさん。
そして、お二人とも素晴らしいカッティングギターを弾かれる方ですよね。

このiphoneアプリは、ギターの基礎からTAKUYA独自の演奏方法、さらにはアプリのメリットを生かして細かくプロの技術を学べる「教則ミュージックビデオアプリ」。
ジュディマリの名曲「OVER DRIVE」がレッスン課題曲になっているのですが、ジュディマリの楽曲は、ギターの基礎から高度な技術まで詰め込まれているので本当に上達に役立ちます。

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ABOUTこの記事をかいた人

choro

2010年、Jeeptaギタリストとしてメジャーデビュー。音楽教室「コロイデア音楽塾」代表。作詞、作曲、アレンジ他、現在もメジャーアーティストを中心に(takekings、CANDY GO!GO!、サナダヒデト等)サポートギタリストとしても活動中。
バンドマンの本音、ファンとアーティストの関係、音楽ビジネスの正体など、音楽業界のウラ話を書いた「 ギタリストchoroの音楽よもやま話」は月10万PV以上の人気サイト。