ハンマリング・プリングはギターのプレイで欠かせない奏法。
そして、ロックギターでは、マイナーペンタトニックスケールというスケールが最も使われるスケールです。
なので、マイナーペンタトニックスケール上で、ハンマリング・プリングの練習をすることが効果的です。
目次
マイナーペンタトニックスケールとは?
マイナーペンタトニックスケールとは、マイナースケール(ラシドレミファソの音の並び)からシとファを抜いた5音階の音の並びです。
この音の並びで演奏するだけで、ロックテイストなメロディが奏でられます。

▲画像はA音(ラ)から始まるAマイナーペンタトニックスケール。
ギターはKeyが変わっても、スケールの運指は変わらないので、まずはこの形を覚えましょう。(動画0:41辺り~)
ペンタ上行形でハンマリングの練習
では、早速練習していきましょう。
マイナーペンタトニックでは、音程が上がっていく場面でハンマリングが使われます。(動画1:50辺り~)

▲ハンマリングを使ってマイナーペンタトニックスケールを上行。
8フレットで小指を使うのが難しければ、すべて薬指で演奏してもらっても大丈夫です。
ペンタ下行形でプリングの練習
続いて、プリングの練習です。
音程が下がっていく場面で、プリングが使われるのでマイナーペンタトニックスケールの下行形でプリングを使って練習します。(動画2:32辺り~)

▲プリングを使ってマイナーペンタトニックを下行。
ハンマリングの時と同様、8フレットで小指を使うのが難しければ、すべて薬指で演奏してもらっても大丈夫です。
ペンタ上行形でハンマリング・プリングの練習
次は、マイナーペンタトニックの上行形でハンマリング→プリングをひとつの弦ごとに弾いていく練習です。
ハンマリング・プリングを合わせて使う場面も多いので、これも効果的な練習です。(動画2:52辺り~)

▲ハンマリング→プリングを交互に使ってマイナーペンタトニックを上行。
8フレットで小指を使うのが難しければ、すべて薬指で演奏してもらっても大丈夫です。
ペンタ下行形でプリング・ハンマリングの練習
次は、先程と逆のパターン。
ハンマリング→プリングのパターンも多く使われますが、プリング→ハンマリングのパターンも良く出てきます。(動画3:12辺り~)

▲プリング→ハンマリングを交互に使ってマイナーペンタトニックを下行。
8フレットで小指を使うのが難しければ、すべて薬指で演奏してもらっても大丈夫です。
この4つのフレーズを繰り返し練習することで、実際に曲を演奏する時、バンドスコアをコピーする時に大変役に立ちます。
Keyによってフレットの位置が変わることはありますが、同じ運指で弾く曲がたくさん存在することに気づくでしょう。