昨日は、the papuri companyのギタリスト 小松田将人くんのレッスン。

「ジョン・メイヤーのギターソロを完コピしたい」
「楽譜が書けるようになりたい」
っていう2点の課題が今あって、レッスンの前にJohn Mayerの「Bold as Love」のギターソロを耳コピしたものをタブ譜に書いてきてもらって、それをレッスンの中で照らし合わせながら確認するという作業をここのところ毎回行っています。
小松田くんは、ギターのレベルでいったらかなり弾けるほうなんだけれど、だからこそ完コピの難しさを良く知っています。
特にこの曲は、しっかりしたリズム感がなければ弾けないし、完コピというのは音が合っているだけでなく、楽譜には表せないニュアンス、例えばリズムの突っ込み加減だったりとか、チョーキングのスピードやピッチ、ビブラートの揺れ幅など、細かいところに耳をすませて聴かなければいけません。
今はなんでもネットに上がっているから、ただフレーズだけを覚えるならけっこう簡単にできます。
「Bold as Love」も有名な曲なので、解説動画もたくさん上がっていました。
だけど、自分で耳コピせずにただこういうのを見て覚えてしまったら、耳は良くなりません。
あくまで、まず自分でやってみて、答え合わせとして利用するのがいいでしょう。
昨日、取り組んだのは、上の動画「old as Love Solo Tutorial / Lesson – John Mayer – Thiethie」でいう1:32~1:47の部分。
下の動画「John Mayer Bold As Love Guitar Solo Lesson – Part 2 of 3 – Guitar Breakdown – How To Play」でいうと、8:30~8:35の部分なのだけど、上の動画では2拍目をスライドで弾いていて、下の動画ではプリングで弾いています。
厳密にいうと、上の動画のスライド部分の始まりの音はペンタの♭5の音で、下の動画はそれよりも半音高いペンタの音のから始まっています。
僕が結論として出したのは、下の動画の音はじまりで上の動画のようなスライドでのアプローチ。
こんな1秒にも満たないフレーズを1時間かけて「ああでもない、こうでもない」と2人で話し合うわけです。
ちなみにこの後の弾き方も、両動画違っていて、その部分は下の動画のほうがジョン・メイヤー本人に近いかな、と。
その辺りは、また次回のレッスンで確認かな。
楽譜に起こしてみることで、頭の理解としてもフレーズが分かるし、頭と耳の両方を鍛えることがギターの技術にはとても望ましいです。
小松田くんのバンドは、ドラムはサポート、先日ベーシストが脱退してしまって、現在ベーシストとドラマーを募集中なので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
これだけ細かい部分に意識する彼なのですから、これから出来上がってくるオリジナル曲も、細かいところまでこだわったかっこいい作品になってくると思いますよ。
HP : the papuri company
Twitter : 小松田将人
P.S.誕生日プレゼントをもらったよ!

習いにきてくれるだけでも嬉しいことなのに、ありがたやありがたや。