作曲はできてもアレンジが…という人はけっこう多いと思う。
アレンジの方法は人それぞれだが、ひとつでも基礎ややり方を学ぶことで楽曲制作のヒントになると思う。
こちらでは、バンドアレンジ(ギターロック)のアレンジの順序を紹介。
コードでのバッキングのギターとリードギターの2本を使っているので、バンドをやっている方の参考になれば幸いだ。
今回は、Jeeptaのギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるアレンジ対決方式で、ひとつの作曲された未アレンジ曲のアレンジの過程を、それぞれに公開している。
この曲が、アレンジでこんなに変化します!
今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
「作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。
Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓
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この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!
ご挨拶

どうも、choro(@x_choro_x )です。
今回の企画とっても楽しみ。バンドでも作曲のクレジットがついているものは、全てのパートのアレンジもほぼしているのだけれど、他のアーティストの曲はあまり手掛けたことがないので、自分にとっても大きな挑戦なわけです。
ではでは、ゆっくりとお楽しみください。
下ごしらえ
まずはDAWのCubaseを起動。

はとさんからもらったソロボーカルを読み込む。
こおろぎさんは、楽曲発表後、すぐさま作業開始したみたいだけど、僕は作業に入る前に事前にテンポを教えてもらっちゃった(笑)
BPM90(こおろぎさんの記事ではBPM180となっていますが、倍のテンポなので捉え方の問題です)。
テンポを合わせて下ごしらえはおしまい。
アレンジの方向性を探る
まず、歌詞についてですが、僕はアレンジの段階では歌詞を見ないことにしています。
歌を、音楽的に捉えるためです。
ボーカリストの声色、表情、歌い回しを感覚的に捉えて、表現したい世界観を探ります。
そんなわけで、ひたすらループして再生。
聴くのは、コード付けされていないボーカルトラックのみのパート。
まぁ、僕はギターを使ったバンド系のアレンジがいいのかなぁ、と思っているのでそこを中心に考えながらとにかく聴く。
骨組み
といきたいところですが、まだまだ再生、再生です。
僕にとっては、この段階が一番重要なんです。
料理に例えるなら、今、素材が並んでいる状態。
包丁を入れてしまうと、もう多くの可能性が消えてしまうんですよね。
なので、イメージが膨らむまで、ひたすらに聴きます。
どんなふうに聴くかというと、ヘッドホンで、スピーカーで集中してはもちろんなんですが、テレビを見ながら、料理をしながら、また寝ている間も聞きます。
もうずっと掛けっぱなし。
一言でいうと、頭がおかしくなります。うなされます。
そう、まずは僕の脳内に、生活に、日常に溶け込ませます。
1日目終了
作業時間は10時間くらいかな(集中して聴いてるのは1、2時間ですが……)
読者の皆さんには、進歩がない状態で申し訳ないですが、すぐに手をつけないのが僕のやり方なのです……。
次回は、骨組みまで入れるかな。
ではでは。
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【アレンジ講座 2/10】「基本のアクセントとベースでコード進行を変化させる」 -ロックバンド編-
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