DTMが盛んになり、またソフト音源でも生演奏に近いクオリティのストリングスやブラス音源がありますから、バンドサウンドやポップス、ロックの世界でも多くクラシックの楽器が編曲で使われるのが普通になってきています。
バンドアレンジでは、基本的に厚みを出すためのストリングスは5度の音で構成すると良いなんて言ったりますが、ここではあくまでそういった味付けとしての参考になればと思います。
実際、ロックバンドでもCDなど音源という作品でレコーディングする時は、ストリングスを使う機会がありますので、「どこに、どんな雰囲気で入れたい」くらいはイメージできるようになっておくと良いと思います。
この曲が、アレンジでこんなに変化します!
今回使用させて頂いたのは、こちらの楽曲。
「作曲について語るマモルさん」こと、「はと」さんの楽曲『HM』。
Jeeptaギタリストのchoroと作・編曲家のこおろぎによるそれぞれのアレンジはこちら↓
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この楽曲が上の動画達のアレンジになっていくまでの過程をお見せしていきます!
まずは7日目をおさらい
今回、バンドサウンドを意識しているので、これでアレンジ完成でもいいんですが、音源で聴くと大サビがちょっとさみしいのでストリングスを加えようかな、と。
レコーディング現場ではよくある感じですね。「音源用」というか。
この辺は、音の厚みとして欲しいだけだったりするので、エンジニアさんやバイオリニストの方にお任せで加えてもらうことが多いです。
加えたストリングスはこちら。
厚みというニュアンスなので、ほぼ全音符です。

音はこんな感じ。
ストリングスの知識は乏しいので、あまり語りません。
これでアレンジは完成。
全体通して聴くとこんな感じ。
ちなみに、作成したトラックはこんな感じ。
15トラックありますが、ギターは音色を変えて色々作っているので、実際に同時になっているのは、ボーカル、バッキングギター(重ねでもう一本)、リードギター、ベース、ドラムの5つが基本となってます。

8日目終了
これでアレンジ自体は終了です。
今回は、この音源のミックスをこおろぎさんにお願いすることになりました。
ここからさらにもう一段階、どう変わっていくか、お楽しみに。
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