ドラムを叩いた経験、バンドの経験のない人にとっては、キック(バスドラム)、ハイハット、スネアといった3点のバランスがつかめず、機械っぽいサウンドになってしまいがちです。
音量調整やタイミングの調整が大事になってくるわけですが、こういったことをミックスでEQやコンプをかけるまえに意識してやっておくと、後々にミキシングが楽になってくると思います。
目次
今回使用した楽曲はこちら
↓ボカロ曲「井ノ頭線」。作曲者はロックバンド Jeeptaのchoro。
↑この曲のミックス、マスタリングが完成するまでの全工程を対談方式で解説していきます。
ミックス講座のカテゴリーはこちら
【ミックス講座】ボカロ曲「全力症状」カテゴリー
【ミックス講座Ⅱ】ボカロ曲「井ノ頭線」カテゴリー
曲の原型完成

それじゃ、ドラムのベロシティを中心に編集していこう。

刻み系のハイハット、ライドシンバル。
AメロBメロは静かなシーンなので、スネアも少し抑え目に…。

AメロBメロは静かなシーンなので、シンバルなどの金物類も抑え目に…。

あとは、2打目のバスドラを少し弱めに設定して…と。

サビ前の音が伸びるシーンはあまり音が強くなりすぎないように。
その後のサビに向けて盛り上がってくシーンは、1音ずつボリュームが上がるように調整して完成だ。
【完成後と完成前の比較】
新曲「井ノ頭線」の原型が出来たのでお送りしますね。
では次回、choroさんから受け取ったデータでどのようにミックスしていくか手順を踏まえて説明していこうと思います。
次の記事はこちら
【ミックス講座Ⅱ 10/10】ドラムの音作りはEQよりもコンプが大事
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【ミックス講座Ⅱ 8/10】ベースの役割を意識したEQ、コンプ処理の手順とテクニック
「井ノ頭線」ミックスの記事一覧はこちら
【ミックス講座Ⅱ】ボカロ曲「井ノ頭線」カテゴリー
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